2台のGalaxy 32 SCインターフェースを使用して64入力・64出力チャンネルができるためには、主に2つのアプローチがあります。1つ目はMADIでの接続で、2つ目はMac OSで機器セットを作成する方法です。
MADIでの接続
サンプルレート44.1 kHz・48 kHz.のみで64入力・出力チャネルの活用が可能です。これらのサンプルレートを倍数にしたらチャンネル数を2分の1を減らしてしまいます。
この方法を実行するには、まずプライマリーGalaxyインターフェース(Thunderbolt入出力を利用してパソコンに接続する機器の方)のMADI出力をセカンダリーGalaxyインターフェースのMADI入力に接続します。続いて、セカンダリーGalaxyのMADI出力をプライマリーGalaxyのMADI入力に接続します。
プライマリーGalaxyインターフェースで行うルーティング
コントロールパネルを起動して、「Routing」タブを選択します。RoutingタブでDAW Out 1-32をLINE OUT 1-32へドラッグ&ドロップします。DAW OUT 33-64をLINE OUT 33-64へドラッグ&ドロップします。同様に、LINE IN1-32をDAW IN 1-32へドラッグ&ドロップし、MADI IN 1-32をDAW IN 33-64へドラッグ&ドロップ します。
セカンダリーGalaxyインターフェースで行うルーティング
コントロールパネルを起動して、「Routing」タブを選択します。LINE IN 1-32をMADI OUT 1-32へドラッグドロップし、MADI IN 1-32をLINE OUT 1-32へドラッグドロップします。
このセットアップにより、プライマリーGalaxyインターフェースの32のライン入力チャンネルがDAWの入力1~32に対応し、セカンダリーGalaxyインターフェースの32のライン入力がDAWの入力33~64に対応します。同様に、プライマリーGalaxyインターフェースの32ライン出力は出力1~32に、セカンダリーGalaxyインターフェースの32ライン出力は出力33~64に対応します。
クロックセットについて
複数のクロッキング・オプションが利用可能です。その一つは、プライマリーデバイスからセカンダリーデバイスへ、MADI 接続でクロッキング信号を伝送します。この場合は、追加のケーブルを接続する必要はありません。クロック信号はMADIを利用している場合、セカンダリーデバイスのクロックソースを MADI に設定します。
ワードクロックを使用する場合、プライマリーインターフェースのWC OUT 1、または2をセカンダリーインターフェースのWC INに接続します。セカンダリーインターフェースのクロックソースをWCに合わせます。SPDIFとADATも同様に、信号は常にプライマリーインターフェースの出力からセカンダリーインターフェースの入力へ送られます。
クロック信号を送りたい場合は、WCを使用することをお勧めします。
Mac OS でセット機器を作成する
セット機器を作成する場合、この公式記事をご参照下さい。
この方法には、高いサンプルレートがサポートされているという利点があります。セット機器を作成する場合、両方のGalaxyインターフェースのコントロールパネル(ROUTINGタブ)で、DAW OUTをLINE OUTに、LINE INをDAW INに、希望の順番に従ってルーティングするだけです。