この記事は配信ソフトを利用するときのインターフェイスにおけるルーティングについて説明します。最も利用される配信ソフトOBSは入力と出力それぞれ二つもの選ぶことができるので、2つチャネルのシステムオーディオと少なくとも1つ入力チャネルをどのようにルーティングすればいいのか、悩んでいる方がいるかと思います。
Discrete・Zenシリーズのルーティングについて
以下はDiscreteのコントロールパネル映像になりますが、ZenシリーズのZen GoとZen Qには同じようなルーティングができます。
まず、コントロールパネルの”DAW"タブにてRecord 1, Record 2でドロップダウンリストから” Loopback HP1/Mon1” と”Loopback HP1/Mon2” を選択します。Loopback1/2チャネルは各インターナルミキサーからの信号を合計したものです。
その後、コントロールパネルの”Monitors and Headphones 1” にてチャネル3ー4を” Computer Play 1” と”Computer Play 2” として設定します。チャネル5-6はPreampとして設定します。(マイクはインターフェイス本体のプリアンプA1に接続している場合、Preamp 1を選択します。プリアンプA2に接続している場合、ドロップダウンリストからPreamp 2を選択します)
こうしてOBSが使った2つ入力チャネルにはステレオComputer Audioとマイクからの信号が通れます。
ルーティングメイトリックスにおけるルーティング(Orion シリーズ、Zen Tour等)
インターフェイスのコントロールパネルにて”Routing”タブを選択します。
USB接続の場合、” USB Play”1と2を下の”TO"にあるMix CH1にドラッグ&ドロップします。(以下の画像にはMix CH2を使っていますが、どちらでも良いです)
Thunderbolt接続の場合は”USB Play”ではなく、” TB Play”をドラッグ&ドロップします。
プリアンプに接続しているものもMix CH 1へラッグ&ドロップします。以下の映像には、MIX CH 2に はUSB Play 1,2 とPreamp 1が送られています。
FROMセクションのMIX 2 L/R の1と2をComp Recへドラッグ&ドロップします。(デバイスによって、Comp Recの代わりに”USB REC”/” TB REC” として表示が異なります) その後”Mixers”タブからComputer PlayとPreampのボリュームやPanを調整します。